複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラス)に貼れるフィルムは?
こんにちは!
かながわフィルム佐藤です(^^)/
近年の住宅によく使用され見かけることも多くなった複層ガラス。
見た目は普通のガラスですが、二層、三層のガラスで構成され、中間層には空気や断熱のためのアルゴンガスが封入されていたり、金属膜(Low-E膜)が加工されているガラスのことを複層ガラスと言い、ペアガラス、トリプルガラスとも呼びます。
機能としては遮熱・断熱など。
暑さ対策・寒さ対策・結露軽減などに効果があり機能性ガラスです。
一枚の単板ガラスでは発揮できない効果や性能がプラスされ、暖房冷房などの光熱費削減にもなり省エネになりますね。
複層ガラスに貼れないフィルムは?
複層ガラスは、ガラスとガラスの間に溜まった熱が普通の1枚ガラスよりも熱が逃げにくいため、熱割れしやすくなりフィルム選びには注意が必要です。
つまり複層ガラスに貼れないガラスフィルムは【熱を吸収するもの】
★ 色の濃いもの
★ 色のついているもの
★ 熱を吸収するもの は熱割れ計算でリスクを調べないと貼れません。
熱割れを起こす原因はウインドウフィルム以外でも引き起こされますのでご注意を!
結露防止シートの貼り付け、カーテン、タンスなどを複層ガラスに密着させて置いたり、
ストーブなどの放射熱を直接ガラスに当てたりしていると、熱割れする場合があります。
全てのフィルムが施工できないわけではありません。
方角、窓のサイズ、複層ガラスの性能、窓の外の環境、サッシの形状などにより熱割れリスクを計算します。
※熱割れを保証するものではありません。
もちろん熱を吸収するフィルムでなければ施工可能な場合があります。
・飛散防止フィルム・紫外線カットフィルム(UVカットフィルム)・フロストタイプフィルム
などの吸収率の低いフィルム
また吸収率の高いミラーフィルムも外貼りタイプのフィルムに変更し外から施工することも可能です。
トリプルガラスは注意が必要です
トリプルガラスについては熱割れリスクをお調べすることが現状できません。
飛散防止フィルムや防犯フィルムなど、透明な熱割れリスクの低いフィルムであれば問題なく貼れる、とフィルム業界では言われています。
お調べできない製品のため、試算結果などはお渡しできませんのでご了承の上ご依頼ください。
また、トリプルガラスであるのなら、熱割れリスクの高いフィルムは貼るべきではありません。
・ミラーフィルム・遮熱フィルム・断熱フィルム・色の濃いフィルム等は熱割れリスクの高く施工不可となります。
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